私は今、母校のオープンカレッジで、
きれいで元気になれる食育レッスン
に参加しています。
健康寿命は自分で伸ばせる
をキーワードに、
先生がWHOの支援を受けて長年世界各地をまわって研究して得た理論を、レシピに落とし込んでいく講座です。
一般の方が対象なので、中には、
見た目は若々しい50代くらいの女性
でも、数年前から降圧剤で血圧をコントロールしないといけない生活に
実際にここで献立を作成してみると
いかに自分の味付けが濃かったのかに気付かされたという方が何人もいらっしゃいます。
味の好みは人それぞれ。
減塩というとおいしくない。
というぼんやりしたイメージを打破する講座で、
いかに食材や調理の工夫をすれば、
調味料が少なくてもおいしいものになるか
レシピを考えます。
そして、受講生全員が大学のパソコンを使って
持ち寄った自分のレシピの栄養計算をします。
私たち栄養士は、
学生の頃から、この訓練をします。
現場に入っても栄養計算をせざるをえないところがほとんど
数字とにらめっこしながら、
調理師さんと味付けのバランスを相談しながら、
レシピを考える
というのが日常業務になることが多いのです。
だから、コレとアレでだいたいこんな味かな?こんな塩分かな?
経験とともに数字を計算しなくてもピタっと合うことが増えてきます。
ご家庭では、わざわざ栄養計算しなくても、
ビタミンやミネラルは調理の仕方や食べ方によって数字通りにはおそらく吸収されていないので
あまり気にしなくてもいいかなと思っていますが、
塩分はそれなりに把握することが大事です。
子どもたちは純粋な味覚をもっています。
そこに日々、濃い味が積み重なると、
大人になったらせっかくのあの味この味も味わえない味覚になるかもしれません。
幼児さんのうちは
大人と同じ味付けではいけないと考えています
おいしいおかず=そこそこ塩分がある
おいしいおかず=おかわりしたくなる
ことを考えると、
同じ量食べてしまう可能性があります。
結果的に幼児さんには負担となる塩分摂取量、
ということにもなりかねません。
離乳食は、
なるべく素材やおだしの味を大切に
調味料はほんのり経験する程度。
幼児食は、
大人の半分〜2/3を目安に。
ごはん中、お茶をたくさん欲しがるのは
味が濃いよ
というカラダからの反応かもしれません。
そのときは、
味付けを調整してみましょう。
お料理レッスンでは、
食卓を基本としているので、華やかさよりも、
●毎日でもできる内容
●子どもと大人の味の違いを知れる内容
を大切にお届けしています。
お料理レッスンの2月は、
甘酒と味噌を活用したメニューです。
21日(木)は残席あるのでお問い合わせください(^^)
https://reserva.be/kitchenchura
今月末には、
参加中の食育レッスンの献立コンテストがあります。
私のグループは、その本戦に出場します。
どんなメニューでどこに減塩の秘密があるか、
また、お届けしますね。
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