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子どもの食欲、夏はこんな原因もある

管理栄養士の木下麗子です。
毎日暑いですが、皆さんお子さまの食欲はいかがですか?
最近特に、残してばっかりで食べてくれないわ!と思ったりしていませんか?
えー、もうごちそうさまなの!
食べるって言ったから入れたのに!
言っちゃうこともありますね。。。
でも、この暑い季節、食べる量が減って当たり前なんです。
その理由を今日は一緒に考えましょう。

夏は食欲が落ちる理由

●ひとつめは、胃腸の動きが悪くなるから。

 

熱中症予防に水分はこまめにとりましょう』が影響しています。
これはとっても大切です。子どもは特に汗をたくさんかいて水分奪われますから、こまめに摂りましょう。
熱中症にはとても良いことですが、胃腸のことを思うと、たびたびやってくる冷たい水やお茶に冷やされ凍えそうになっていて、
「わたし、もう動きたくないの」
というコタツで丸くなる猫状態。
胃腸の動きが鈍いから、食べたらすぐお腹いっぱい、そんな食欲ない、となってしまいます。
同じように、暑いからと冷たい食べ物ばかり食べると臓器は冷えていきますので、ほどほどに。
●もうひとつは、基礎代謝が落ちるから。
汗をかいて体温調節をしないといけないくらいなので、体を温めるためのエネルギーは必要ない=基礎代謝が落ちる季節でもあります。
汗をかいてエネルギー使ったわ〜と思いがちですが、運動してエネルギーを消費したときの汗とは違うものと考えたほうがいいです。
汗かいたから、ジュースやゼリー、と甘いもので補給しようとすると、体は冷えるわ、余分なカロリーは摂るわ、と良くないことだらけです。
このように、暑くなると食欲が落ちる理由はちゃんとあるのです。
お子さまがいつも通り食べてくれなくても仕方ないことです。

夏バテを予防する工夫

とはいえ、だから食べないでいいのでなく、汗をかいたぶんミネラルの補給も必要ですし、夏バテにならないよう偏らない工夫はしていきたいです。
食べてほしいなと思うときは、こんなことに気をつけてみましょう。
①こまめな水分補給は、キンキンに冷えたものではなく、ややひんやりくらいに
②いつもより少なめかなと思う量を配膳、見た目でお腹いっぱいにさせない
③おやつの時間は、甘く冷たいものを減らして、胃腸に負担の少ないものにしてみる
特に、おやつの選び方が、夏場は食事への影響が大きいので、工夫が必要ですね。
子どものおやつ、乳幼児期の習慣がとても大切です。
おやつ教室では、おやつの役割適正量砂糖の話などをしながら、簡単で素朴な手作りおやつを紹介しています。
次回は2020年7月1日の予定です。告知はLINEから。

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